例えばこのニットパンツ。
冬用は保温性があってしっとり、目の細かいウール率高めなものが多いのに対し、春夏用はこのように、コットンのカラッと乾いた風合い、通気性がいいのが特徴。
こちらは割としっかり厚手で、座り仕事が多くても膝が出ないのがうれしいし、裏地がついていないのも個人的にはかなりの推しポイント!裏地がついているとどうしてもモソモソするし、肌離れが悪い分、脚が太くも見えます。だから、個人的には裏地ナシがオススメ。
「スミクロ」は黒い下着を着ていれば問題ないし、「アイボリー」はロングシャツやワンピースとレイヤードしてヒップを隠せばOK。それに家で手洗いも可。こまめにケアできるのも今は安心です。
パンツ自体がカジュアルな分、トップスはほんの少しだけ緊張感があるほうが気持ちがシャンとします。例えば、Tシャツよりも襟付きのシャツ、クルーネックよりもVネック、のように。
足元はスニーカーも歩きやすくていいけれど、バレエシューズくらいボリュームがないものを選ぶと脚先までスラッとして見えます。
長かった“STAY HOME”――
誰かのために、TPOをわきまえて。
それを考える回数は減ったけれど、思い切り自分目線でファッションを楽しむ回数はもしかしたら増えたのかも。
これまでとは少し別の部分の脳を使うことで、おうち時間が有意義になることも知りました。
だから、これからは“STAY HOME”から“ENJOY HOME”へ―――。
新しい生活様式・働き方を模索することが、今は少し楽しみです。
edit&styling by
AYA KOBAYASHI
※パンツ以外はすべて小林さんの私物です。
PROFILE
小林 文(Aya Kobayashi):1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとして、小学館Oggiや講談社mi-mollet等で活動。またアパレルブランドや百貨店との商品開発、トークイベント、コラム執筆も担当している。大の「買い物」好きで、Instagram@kobayashi_bunでは日々リアルなコーディネートを更新中。
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