ストレッチシガレットパンツ
正式な色名は「グレージュ」。ベージュの絵の具に筆先で黒をちょんと混ぜたような、淡いけれど深みのある、ビターな色味です。だから、チャコールグレー、ブラウン、ネイビーや黒…冬のワードローブに多いダークカラーに合わせても浮かず、それでいて軽やかさは出してくれる、頼もしい色なんです。

ちなみに、カリテのパンツはサイズ展開がとっても豊富で、この型も32〜40の5サイズ(!)展開。今回もモデルとして登場いただいた、東京大丸店の川本さんは身長165cmで38を、154cmの私は34を着用しています。ふだん、パンツは裾直しが必須な私ですが、これはくるぶしがぎりぎり隠れるジャストサイズ! お直しナシではいています。参考になれば♡
AYA KOBAYASHI|ストレッチシガレットパンツ
AYA KOBAYASHI|ストレッチシガレットパンツ

おすすめはブーツ合わせ。足首にむかって細くなるテーパードパンツとは異なり、このシガレットパンツは膝下もストンとした筒型。だから、写真のようにショートブーツの上にパンツの裾をかぶせることができるんです。ヒール派の皆さん、ぜひ今季はパンプスからブーツに履き替えてみてください。ムリなく、新しさを取り入れられますから。

あともうひとつ。淡い色のパンツだからこそ気になるのがヒップライン。濃い色よりもごまかしが利かない…。でも、このパンツ、そのあたりも上手くて! ウエスト下からポケットにかけて左右2本ずつのダーツが入っていて(1本ではなく2本というのがミソ)、ヒップのカーブにフィットし、立体的に見せてくれる。フラットなお尻も大きなお尻も、美尻がかなうー後ろ姿に自信が持てる、パンツです。

AYA KOBAYASHI|ストレッチシガレットパンツ
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ストレッチシガレットパンツ
vol.3は、ワイドパンツの話。とろんとドレーピーな素材で、マキシ丈スカートのように使えます。ざっくりニットに合わせた、リラックス感のあるコーディネートとともにご紹介します。11月7日(木)更新予定です!

PROFILE

小林 文(Aya Kobayashi):1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとして、小学館Oggiや講談社mi-mollet等で活動。またアパレルブランドや百貨店との商品開発、トークイベント、コラム執筆も担当している。大の「買い物」好きで、Instagram@kobayashi_bunでは日々リアルなコーディネートを更新中。