ヴェネチアンガラスとメタルをエマイヤージュ
昨年秋にお取り扱いを始めたフランス人デザイナー「Elodie Pavie」のアクセサリー。
大変ご好評いただき、直ぐに完売したカラーやデザインもあり、この度、再入荷のリクエストにお応えし春夏コレクションを取り揃えました。
特に人気だったオーバルとレクタングルリングに加え、印象的でどこか可愛いビーンズリング( Feve Bague)と新作のピアスもございます。
2023 spring new cllection
待望の再入荷と共にその魅力をお伝えできるようインタビュー形式でエロディーへ質問を投げかけてみました。
エロディーがこだわり継承するEmaillage(エマイヤージュ)という技術は、世界的なメゾンのイミテーションジュエリーでも使われていますが、現在フランスでもこの技術を使ってアクセサリー制作を行っている工房はエロディーを含め4社もないそうです。
「ガラスの色の無限の可能性だけでなく、ガラスの持つ暖かさや、視点によって同じ色でも違って見える驚きがあるからです。」と語るエロディ。少しのインタビューですが、ぜひ、お楽しみください。
Interview with Elodie
ーエロディーさんがアクセサリーデザイナーになられたきっかけをお聞かせください。
小さい頃からファッションに興味があり手仕事も好きだったので、自然の流れでジュエリーの専門学校に通って勉強しました。
ーエロディーさんにとってカラーガラスの魅力は?種類や選ばれた理由なども含め教えていただけますか。
ガラスは、どんな色でも表現でき、光と戯れ、自由自在に形を変えます。このガラスの魅力そのものが、わたしが素材としてガラスを選んだ理由です。
主に、ベネチアのムラノ・ガラスを使っています。ムラノ・ガラスは色が豊富で品質も素晴らしいので、このガラスを使うと気持ちよく仕事が出来ます。
単純なメタルのコードとガラスが“Emaillage(エマイヤージュ)”により合わさり、美しいアクセサリーへと変容
ー全てハンドメイドでお一人で創られているそうですね。工程など簡単にご説明いただけますか。
はい、全てハンドメイドで制作しています。メタルの部分は、真鍮の線を使っています。
バーナーの炎でガラスを溶かし、先に形を整えたメタルのフレームの中に流し込みます。
Emaillag エマイヤージュ=高熱によってガラスを溶かし、先に形作っておいたメタルのワイヤーの中にその溶けたガラスを流し込み、ガラスとメタルを一体化させる技術
ガラス産業で有名なヴェニスのムラノ島で生産されたガラススティック
ー使われている美しいガラスですが、毎シーズン数えきれない程の多くのカラーラインナップから選ばせてくださるのにはどのようなお考えがあるのですか。
私は皆さんに、皆さんの好きな色を選んで頂ければ嬉しいです。
だって好きな色は、それぞれ違いますよね。
ー美しく色数の豊富なムラノ・ガラスを選ばれているエロディーらしいお考えですね!
では、最後に日本の皆様へメッセージをお願いします。
私のジュエリーにご興味を持ってくださり、どうも有難うございます。
私のジュエリーが、皆様の日常に幸せと笑顔をもたらすことを祈っています。
【Elodie PAVIE/エロディー・パヴィ】
芸術家一家に生まれたデザイナーのElodie(エロディー)は、子供のころからずっと、手を使った仕事をしたいと思っていました。ファッションが好きだったこともあり、自然とアクセサリーの世界へ惹かれて行きます。
エコール・ドゥ・ビジュトゥリー・Nicolas Flamel(ジュエリーのデザイン学校)でディプロマを取得後、職人としてパリの有名なアトリエで経験を積んでいる時に、“Emaillage(エマイヤージュ)”のテクニックに出会います。
ジュエリーの制作上でも機械化が進んだ事により50年程前からあまり使われなくなってしまいましたが、このテクニックをすたれさせないため、デザイナーとして活躍するだけでなく、講師としてジュエリー学校などで後輩の指導にあたっています。