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WEB MAGAZINE - 木工作家 鈴木潤吾「削り磨ぐ、作家の音が伝わる木の器とカトラリー」

2023.01.25

木工作家 鈴木潤吾「削り磨ぐ、作家の音が伝わる木の器とカトラリー」

『玉縁が印象的なリム付きのキリリとした、オクトゴナルプレート』と『しっとり華やかな佇まいの輪花皿』。

これらを作っているのは「木の国」長野県、木曽町にて椅子やテーブル、キャビネットなどの家具も手がける木工作家、鈴木潤吾さん。高い技術がつまったテーブルウェアが魅力の作家さんです。

硬い木を削り形つくられた木工作品。
育ち重ねた年輪の美しさ。
手仕事の根気と芸術、その先に考えられた暮らしに溶け込む道具としての役割。

食後にも洗い、乾かし、時に油を塗って手入れする。
ほんの少しの手間もまた楽しい、木工作品は長く共にする喜びがありますね。

どんな景色の中でこの作品は生まれているのか、鈴木さんにお尋ねしました。

紅葉が美しい11月の工房の周りの景色

 

鈴木さんと工房の窓から見える樹々

 

  

細部まで丁寧な鈴木さんの作業風景

 

使い勝手は人の暮らしを想ってのこと。
作品から木の生命力を感じるのは、こうした自然に囲まれた景色を愛されているからかもしれないな、と感じます。

陶磁器の食器にガラスのゴブレット。そんないつもの食卓に木のカトラリーやプレートを加えてコーディネートしてみると、更にテーブルが豊かに。休日、「何を作ろう」と考える時にも器をイメージして考えるのも楽しいですよね。

鈴木さんよりメッセージをいただきました。
「モノを作る中で、いかに違和感を残さないかという事を意識しています。道具としての違和感は使い難いという事です。道具として求められる用途を最大限満たした上で、食卓という風景を構成する一員として、調和が取れる道具の形を探しています。作家活動を初めて2年が経ち、ようやく自分が作った形が多少は良いかなと思えるようになった気がします。
まだまだ発展途上ではありますが、今作れる精一杯の形をご覧頂けると幸いです。」


12月に行われたクラフトフェアで約半年ぶりに鈴木さんにお会いできました。来年には数々の展覧会を控え多忙な日々とのこと。削りだし、成形し、整える。途方もない工程の中、作られる数も限られています。手に取ると伝わってくる触感、そして、器やカトラリーが調和する素敵なテーブルコーディネートをお楽しみください。

 

鈴木潤吾/Jungo Suzuki
1987年 埼玉県生まれ 
2012年 東京理科大学大学院機械工学専攻修了
2013~2015年 本田技研工業株式会社 
2016年 長野県上松技術専門校卒業
2019年 長野県木曽町にて独立

 

鈴木潤吾さんの作品はこちらから>>>


 

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