Rule1ロングニットにはストールを巻いて。
“上にボリューム”で重心をアップ

「ヒップ下までの長め丈ニットを着るときは、重心アップを意識します。
例えば、アクセントになるようなストールをぐるぐる巻いて
ボリュームを上にもってくれば、視線が上がって背が高く見えるんです。
着丈に前後差がついたデザインもバランスアップのカギ。そして、ボトム選びでももうひと工夫。
ひざ位置が高く見えるセンタープレスのセミフレアパンツなら、はくだけで確実に脚長効果を狙えます」

英国のラグメーカーTWEEDMILLが手がけるウール100%の高品質なストール。
定番人気は大人配色のチェック。

Rule2濃色インナーとのコントラストで
ビッグシルエットの縦ラインを強調

「もはや主流となったビッグシルエットのアウターは、インナーとの合わせ方で着ぶくれを防止。
ポイントは色でコントラストをつけること。こんな柔らか色のボアコートなら、
中は対照的に濃色でまとめれば、縦ラインが強調されてスマートに見えるんです。
ちなみにこのコート、ボアとフェイクスウェードのリバーシブル仕様なので着回しも楽しそう。
最後に背中を少し抜いて、首回りをすっきりと」

Rule3“コーディガン”を着る日は
軽めトップス&ハイウエストが定番

「コートの暖かさとカーディガンの気楽さをいいとこ取りした“コーディガン”。
下に重ね着できるオーバーサイズなら、秋から冬まで長く楽しめます。
重く見えがちなアイテムですが、下に光沢やシアー感のあるトップスを合わせることで、軽さと今っぽさをプラス。
質感の対比で、フォックス&ウールのふわふわ感も引き立ちます。
裾をボトムにインして高めでウエストマークするのが、脱ほっこりのルール」

今季、バリエーション豊富なシアートップス。
一枚ではもちろん、ニットの下に重ねたりとシーズンレスに活躍。

PROFILE

川上 さやか

スタイリスト。大手金融会社のOLからスタイリストに転身した異色の経歴の持ち主。シンプル&ベーシックな中にも上品な女らしさが光る、リアルな通勤コーディネートが人気。初の著書「おしゃれになりたかったら、トレンドは買わない」も好評発売中。

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